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放送内容/第三回。特に話すこともないけれど、ぐだぐだ喋ろうと思うよ!

Last-modified: 2018-12-15 (土) 18:47:27 (1959d)

2009/10/26(月) 01:57〜

深夜2時、女が現れる。昨夜と同じシェリル・ノームに似た女だ。
昨夜まとっていた萌え系オルゴールを廃し、無表情でVIPルームへと入る。
左手に持っていたハッピーツリーフレンズのぬいぐるみをソファーへ乱暴に放り投げる。
世界中の子供達に愛され安心を与えるために生まれてきたはずのそのぬいぐるみは、
無残にも首が取れ、内臓と骨が飛び出ている。
女は右手に持っていたムチの先端で冷たい床を撫でながらレスを求める。
緊張感で張り詰めた空気が部屋に漂う。女の表情からはイラ立ち以外何も読み取れない。

メリーさんの羊を口ずさみながら女は黒光りする革のブーツの先で男の手の指先を
マウスでクリックするかのように小刻みにカチカチと踏み続ける。
犬のように四つんばいになった喪黒福造に似たその男は脅えながら小声でレスをすると
即座にムチが飛ぶ。そんなレスは求めていない、女はそう言うと無表情にまたレスを求める。
お顔を見せて下さい・・・男がそう言うと、女はあざ笑うかのようにまたムチを放つ。
素っ裸の男の身体に容赦なく乾いた音を響かせ何度も何度もムチを振るう。
女はひとしきり叩き終えるとマグカップに入っている水を飲み、ノドを潤おした。
そして、赤くて太い蝋燭に火をつけると、昨夜のことは忘れなさい、と男の背中に蝋を垂らす。
男は熱さと痛みと快感に悶え苦しみ顔を歪める。
ムチで赤く腫れ上がった背中の上に赤い蝋が容赦なく重なってゆく・・・。

喪黒福造に似たその男は女が得意とするスカトロプレイが最後のプレイだと思っていた。
苦痛と快感と恥と汚物にまみれた後に訪れる幸福を強く求めていた。
女は使用済みの浣腸器を蹴りよけて、土下座している男の前にしゃがみ込むと、
顔を上げろ、と言った。男は女の意外な行動に驚き、目を伏せた。
しかし女の命令には逆らえなかった。口を開けろ、と醒めた口調で女が言う。男は命令に従った。
金属のように冷たい指先から妖しげなピンクの錠剤が男の口の中へ押し込められた。
女は男が錯乱するのをブラックモンブランを齧りながらニヤニヤと見つめ待っている。
しばらくすると男はよだれを口から垂れ流し、突然、国際情勢について語り出した。
「最近の日本についてどう思う?アメリカに負けてないかな…輸出と輸入の関係的に。
あと、ベトナムとタイについてどう思う?」
女は嘲笑しながらブラックモンブランの食べ残しを男に放り投げる。
男は、ふご〜ふご〜っとゾンビのマネを狂ったようにやりながら貪り食べた・・・。

女はようやく満足したのか、ホーホッホッ・・・という高笑いを響かせながら
VIPルームを出て行くと、もう、夜明けだった。。